家族や友人など身近な人が被害にあったと知ったとき、怒りや悲しみ、ショックな状況に混乱して、どうしたらよいかと途方に暮れることでしょう。
でも決して問い詰めたり、責めたり疑ったりしないでください。
せっかく勇気を出して打ち明けても、責められたり、叱られたりしたらその絶望感や苦痛から、二次被害を受けたり、精神を患ったりすることもあります。
本人の気持や体調をくみとりながら、ゆっくり話を聞いてあげてください。
被害にあわれた方の多くは、自分のことを大切に思ってくれる人とのつながりに支えられて回復していきます。
また被害にあわれた方から話を聞いたあなた自身が悩み続けないためにも、「サポートながさき」に相談してください。
わたしたちも一緒に考えていきます。
被害にあわれた方は今、安全な場所にいますか?
被害場所にとどまっていたり、加害者に居場所を知られてはいませんか?
電話番号やメールアドレスなどは大丈夫ですか。緊急の場合「110番」通報してください。被害を軽く見ることなく、そのまま受け止めましょう。
安易な同調や励ましは被害にあわれた方を傷つけることになります。被害にあわれた方は「私のせいで」「自分が悪かった」と自分を責めてしまいがちです。
被害にあわれた方には何の落ち度も責任もないことをくり返し伝えてください。被害にあわれた方の説明は、あいまいだったり、つじつまがあわないように感じられることがあります。
それはショックのために記憶がはっきりしないためかもしれません。
わかってもらえないかもしれないと思って全てを話さないこともあります。
まずは否定したり疑ったりせず話を聞き、受け止めてあげてください。性被害は、直接の被害者だけでなく、まわりの人々にも影響を与えます。
被害にあわれた方を支える立場の方自身も傷つき、精神的負担を感じることがあります。
あなた自身も辛くなってきたら、「サポートながさき」に電話してください。